MMR
UKやUSでMMRの導入時期と自閉症の増加の時期が重なっていることから、MMRが自閉症を引き起こしている可能性が指摘されてきた。これまでも否定する論文や本が次々出ていたが、このたび、MMRと自閉症は無関係だという決定的な証拠が出たらしい。それも日本の研究によって。
□No effect of MMR withdrawal on the incidence of autism: a total population study
日本では1988年から1992年までMMRの摂取率が減り続け、1993からは単独摂取に変わった。しかし、自閉症の有症率はこのあとも増え続けた。しかも1993年生まれコホートから特に増えた。ここでの自閉症の定義は、7歳までの広汎性発達障害すべて。(The Journal of Child Psychology and Psychiatry)
自閉症増加の真の原因はよく分からない。何らかの環境要因だという人もいるし、診断の基準が変わっただけだという人もいる。