イギリス/QALY
イギリスのHM Treasury(財務省)は、10月11日、費用便益分析ガイドラインであるGreen Book(Appraisal and Evaluation in Central Government)を補完するガイドラインとして、"Managing Risks to the Public: Appraisal Guidance"のドラフトを公表。QALYの利用についてもかなりの分量をとってある。イギリスでは本格的にQALYの政策利用が始まる感じがする。そのきっかけを作ったのはやはり、National Health Service内にNICEができて、医療技術の採否に費用対効果(とくにcost per QALY)が明示的に利用されるようになったことだろう。